20010724 

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■■■コマドリ姉妹、またも目撃される
 今年初めに消息を立ったコマドリ姉妹が、半年ぶりに姿を顕わした。独自のルートからの情報によると、今回もまた ゲーセンらしい。もしかするとゲーセンに住んでいるのでは?と言う評論家もいるが、今のところ確たる証拠はつかめていない。 しかし目撃情報がかなり多いことから、ゲーセンとコマドリ姉妹の行動範囲には何らかの関係性があることは間違い無いだろう。
medaling  左が今回目撃されたコマドリ姉妹(ピンクの方がドリ氏)。お気に入りだったメダルゲーム機(前号の記事参照)が故障中だったらしく、散々当たり散らしていたが、「あっ、コマッチ、これドクロついとるよ、バリすてきとー」というドリ氏の一目惚れにより今回はこれに落ち着いたらしい。
写真からも分かるが、ドリ氏の手がぼやけている。後日コマ氏に聞いたところ、「なんかすっごい勢いでメダル入れてて手が見えなかったジャン」とのこと。あまりのスピード のために、写真にも映らなかったらしい。ちなみにコマ氏の妙な語調は、「スカっこだけど気持ちはハマっこなのよ」、というのを暗に示したいためなようだ。読者の皆様は暖かい目で見のがしてほしい。
 この日はすでに焼肉を食べた後らしく、満面 に笑みをたたえながらメダルに興じていたが、どうやらドリ氏は 予定があるらしく、そわそわし始めた。師匠(一方的に)の鳥肌実を見に行くらしい。しかし手元には 結構な量のメダルが残っている。「・・・。」二人(二羽)の間にしばし沈黙が流れたが、暗黙の了解により 今回はメダルを預けよう、ということになったようだ。本当はこっそり持って帰りたかったようだが...。
shock!  メダルを預けるため、コマ氏はカウンターに向かった。初めての経験に姉妹共に戸惑いぎみである。
恐る恐るメダルを差し出すと、「初めてですかあー?」とカウンターのお兄ちゃん。急がないと鳥肌実師匠のイベントに送れてしまう。怒濤のような緊張感の中、まずは書類を作成することに。「名前とおー、住所をー、書いてくださあーい」お兄ちゃんの営業スマイルにイライラしながらも、コマ氏は黙々と書いていく。「次はあー、暗証番号をー、決めてくださあーい」コマ氏にとっては暗証番号イコール誕生日である。よし、これで書類は完成か?ドリ氏はイベントに間に合うのか?「それではあー、最後にいー、指紋をとりまあーす」コマ氏は指紋照合機に指を入れようとして、ハタ、と泊まった。指紋?ていうか指って?...この後、コマドリ姉妹は半ば強制的にお兄ちゃんを説得し、無事メダルを預けたという...。
ゲーセン側ではこの行為を違法と見なし、裁判所に上訴しようとしたが、コマドリサイドでは「生類哀れみの令を見るとー」「動物愛護法も制定されたしー」などと主張し、その上「夜ひとりで歩けると思うなよ」などと脅迫する構えであるらしい。裁判所はどうでるのだろうか?それよりもコマドリ姉妹は夜目が効くのだろうか?

次号:コマ氏クライアントに切れる寸前?「てめえ顔貸せや」的発言が?
おたのしみに!


20010726発行/責任転嫁不可

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